冬虫夏草とは
中国を代表する天然植物のひとつ。医療に関わる者は、教科書や歴史を通し必ず学ぶべきもの。
十数種類のアミノ酸、炭水化物、脂肪、カルシウム、鉄、亜鉛、マンガン、βーグルカン等の栄養素を含む、高い栄養価とバランスの良さが特徴。滋養の働きがあると言われ、今後、期待される天然植物の1つです。
冬虫夏草の学名はコルジセプス・シネンシス。種類は約500種類以上もありますが、以下の定義を満たしたもののみが“本物の冬虫夏草”と呼ばれています。
- 産地は標高3,000m〜5,000 mの高地で育成。
- 1日の中で15度前後の寒暖差がある。
- コウモリガの幼虫にコルジセプス・シネンシスが寄生し、その体内に根(菌糸核)を作り、きのこ(子実体)を形成したもの。
残念ながら日本でこの条件をクリアするのは難しいといわれています。
冬虫夏草という名は、冬は根を虫の体内に徐々に増やし、夏になると虫の滋養分を吸収した根を幼虫の外に出し、草のように見えることに由来しています。